【両腕がない】まこ先生の「障害と挑戦」を考えるブログ

特殊な自分だからこそできることを発信していきます!!

国語と数学の成績が伸びなくて悩んでいる方必見!!

今日は僕の専門分野である【勉強】の話をしていきたいと思います^ ^

(基本的に高校生を対象として話を進めますが、中学生のみなさんにも当てはまりますよ!)

成績が上がる生徒の共通点や、僕自身の受験生時代の話も盛り込みながら書いていくので、

  • 「思うように成績が伸びず悩んでいる」
  • 「特に国語あるいは数学が苦手」
  • 「国語の勉強法がわからない」

といった方はぜひご一読ください^ ^

 

ちなみに新元号の典拠となった『万葉集』について、

元国語研究員である僕が超簡単にまとめた記事もあるので、

良ければこちら↓↓も合わせてお読みください(^^)/

www.makodao.com

 

論理的思考力を表すイラスト

 

 

国語と数学って実は似ている?

国語と数学、根本は同じです

「おれ理系だから数学は得意なんだけど国語がさっぱりなんだよなー」

「私数学が苦手で…でも国語力には自信があるから私立文系目指します!」

 

こういう学生さん、めちゃくちゃ多いですよね。

「国語力と数学力はまったく別物だ」

と思っている学生さん。

 

でも、それって本当にそうなのでしょうか。

 

もちろん研究者レベルにまで昇華して考えると、

国語と数学は全く別次元の話になります。

 

ただ、僕はいつも

「大学・高校受験レベルではこの2科目間にそれほど大きな差はない」

感じています。

 

国語と数学の共通点は「論理的思考力」

「そんなに大きな差はないよ」って言われると

「いやいや全然違うものでしょ!」と感じちゃいますよね。笑

 

でも国語にせよ数学にせよ、

普段のテストや受験で求められることと言えば、

「与えられた問題に対して解答を導く」

ことですよね、めっちゃシンプルに答えると。

(これを言い出すとどの科目でもそうですが…)

 

「目の前の問題をもとに、どういう式を用いて解を出すのか」

「文章では何が書かれていて、そして設問では何を問われているのか」

 

結局のところ、国語も数学もその根底にあるのは同じ

「論理的思考力」

なんです。

ちなみにここで言う「論理的思考力」とは、

「物事を順序立てて正確に考えられる力」のことです。

「こう書かれているから、こう問われているから、こういった解答になる

思考回路や考え方の大元は同じなんですよね。

 

逆に考えれば、国語と数学の違いって

「その思考力を表す媒介が言葉であるか数字であるか」

だけだと思うんです。

ただ…「数字嫌い」「言葉・文章嫌い」も個々人によって差があるので、

この「媒介」に思考を妨げられていることはよくあるんですけどね( ;∀;)

 

 

論理的思考力の欠如と過剰な苦手意識

国語・数学ができない理由

だから、例えば

「数学は苦手だけど国語は得意(逆パターンも然り)」という人は、

厳しい言い方をすると

「まだ本物の論理的思考力が身についていない」

あるいは、苦手な方の科目に

「過剰な苦手意識を抱いている」

かのどちらかです。

 

とは言え、もちろんこの2科目は別々の科目なので、

得意不得意は絶対にあると思います。ですが、

「国語は8割取れるのに数学は4割も取れない…」

なんて場合は、何かしら特別な事情でもない限り

本来はあり得ないはずなんです。

だからこそ、こういったケースで考えられることは

  • 国語の8割が本来の力ではない(論理力の欠如)
  • 逆に数学の4割が本来の力ではない(過剰な苦手意識)

のどちらかが大半だと思われます。

 

国語のテスト、点数に波がありませんか?

これもよくあるパターンの一つなのですが、

「国語の点数に波がある」こと、ありませんか?

「前回の模試だと8割あったのに今回は5割ちょっとしかなかった…」

みたいなパターンです。

これまた厳しい言い方になりますが、このパターンだと現段階では

「力不足」、つまり「まだ論理的思考力が身についていない」

と言って差し支えないでしょう。

極論になってしまいますが、こういった場合は

国語の難問(=難関大の記述問題)を目の前にした時、

「文章を理解できても何をどう書けばいいのかわからない」

あるいは

「そもそも文章に何が書かれているかわからない」

となるはずです。

 

論理的思考力があれば必ず成績は伸びる

反対に、国語にしろ数学にしろ

「安定して8割取れる」といった場合は、

問題に取り組む基礎力となる「論理的思考力」が身についているということです。

それなのにもう一方の科目の点数がすこぶる悪いとなると、恐らく

「この科目にはどうも肌が合わない」

と心のどこかで感じてしまっている場合が非常に多いと思われます。

ですが、この場合は苦手意識を克服し、

正しいやり方で努力を続ければ必ず成績は上がります。

だって問題に取り組む基礎力は持ち合わせているんですから(*‘ω‘ *)

 

 

論理的思考力を養う方法

まずは「国語力」を養うべし

これまで書いてきた通り、

国語と数学双方の根底には「論理的思考力」があるのですから、

この力を養い、両科目ともにしっかりと時間を掛ければ

どちらかの成績が上がればもう片方の成績も必ず上がります

 

成績が上がるまでは…特に苦手科目はつらいですけどね。笑

 

では、ここまで何度も出てきた「論理的思考力」とは、

一体どうすれば鍛えることができるのでしょうか

 

ここに関しては、僕の専門である「国語」に焦点を当ててお話したいと思います。

それに国語が「論理的思考力」を鍛える科目として最適だとも思うので。

ちなみに「数学」に関してはまた後ほど触れますね^^

 

読書量と国語力は関係しない?

みなさんは国語、特に「現代文」において、

どういう風に勉強をしていますか?

  1. とにかく本や教科書を読み込む?
  2. 多くの問題をひたすら解く?
  3. それとも勉強の仕方がいまいちわからないからノー勉?笑

3に関しては、僕が学生の頃から、よく

「現代文は勉強しても無駄」

というフレーズを耳にします。

結論から言うと

決してそんなことはありません!

みんな何てこと言うんや(#^ω^)!笑

でもこう考えている人、結構多いんですよね。

 

それなら1や2の勉強法で成績は上がるの?

と言うとそんなこともありません

本をとにかく読む、あるいは問題の数をこなして鍛えられるのは

「文章を読む速さ」くらいだと思います。

もちろんこのスピードもとても大事ですよ!

特にセンター試験なんてスピードが命ですから。

でもそれで国語力、論理的思考力が上がるかと言うと、

それはまた別の話なんです。

 

文章構造と筆者の主張を押さえること

ではどうすればいいのか。

答えは

「とにかく文章構造を的確に押さえようとすること」

です。

文章、特に長文などは、やみくもに読んでも内容が頭に入ってきませんよね。

それは文章の構造を把握できていないからです。

 

国語の勉強をしているとよく

「筆者の主張を押さえなさい」

と言われますよね。

これは文章を読む上での大前提です。

だって筆者が文章を書いたのは、

自らが「言いたいこと」「伝えたいこと」があってのことですから。

その「主張」を読み手(=読者)に何とか伝えるために、

書き手(=筆者)はあの手この手を使って文章を書いているわけです。

それが例えば、

「言い換え」や「反復」、「対比」などであったりするわけです。

ただこれがかえって読みにくさを助長させる原因にもなりうるんですけどね…笑

 

ですが、何はともあれどんなに長い文章であっても、

文章の中で、特にテストの中で問われる主張は基本的に一つなんです。

この主張を押さえるために、

文章構造(=言い換え・反復・対比など)を把握する必要があるんです。

そしてこの文章構造を押さえる力を身につけられれば、

ひとまず「読む」ことに関してはかなりレベルアップできるかと思います。

 

「読解力」=「論理的思考力」です

ただ…「読める」ようになっただけでは

「国語力」が身についたとは言えません。

テストで点数を取るためには、もちろん

「問題を解く」ことが必要になるからです。

文章を「」んで問題を「」く

改めて言う必要はないかもしれませんが、

これが俗にいう「読解力」というやつです。

そしてこの「読解力」が「国語力」につながるんですね。

ただそれだけにはおさまりません。

  • 文章にどんなことが書かれていて、
  • その中で筆者が伝えたいことは何なのかを押さえ、
  • なぜそう言えるのかといった理由や根拠を把握し、
  • 問われたことに対して正しく説明する。

「読む」から「解く」に向かって、

一本の筋道を順序立てて考えていく力。

 

みなさんもうお気づきでしょうか。

そうです、この「読解力」「国語力」ってそのまま

「論理的思考力」のことだと言えませんか

だからこそ、僕は

「論理的思考力」を養うにはまず「国語力」を鍛えよう

と考えるわけです。

書かれていることを的確に把握し、問われたことに正確に答える。

 

このプロセスを繰り返し「論理的思考力」を身につけることで、

国語力のみならず数学力も必ず伸ばすことができますよ(`・ω・´)!

 

 

「論理的思考力」ともう一つの大事な「力」

勉強の基礎は「暗記」です

ただ残念なことに…

これだけで得点がアップするわけではないんです。

論理的思考力ともう一つ、テストや受験で絶対に求められる力。

それは「暗記力」です。ありきたりですみません笑

基礎中の基礎ですよね。

 

どれだけ物事を考える力があっても、

単語の意味や数式を覚えていないと解くことができません。

反対に「論理的思考力」があまり身についていなくても、

ある程度暗記ができているだけで解ける問題もたくさんあります

正直なところ、平均的な入試レベルの問題であれば、

数学も一通りの数式や公式を暗記しているだけで少なくとも5割は取れると思います。

それくらい数学も「暗記力勝負」な側面があると感じます。

 

暗記から逃げちゃダメ!

とは言うものの…

この数式や公式をしっかり暗記していない人がめちゃくちゃいるんですよね。

 

職業柄、生徒から

「数学で点が取れないんですけど、どうしたらいいですか?」

といった質問をよく受けます。

そこで僕は必ずこう聞き返すんです。

「必要な暗記事項は一通り押さえてる?」と。

すると生徒のおよそ7割が

「えーっと…公式とかはうろ覚えのとこもいっぱいあるんですけど…」

と返してくるんです。

「いやそれやったら質問するまでもないやん!」

ってなりません?笑

 

「基本的な暗記はすべてできているのに、それでも問題を解けないんですけどどうすればいいですか」

という質問ならわかります。

そしてその質問に対してなら

「まずは教科書レベルの問題から着手していこうか。それと並んで、物事を順序立てて考えられる力を養っていこう。あとは対応できる問題のパターンを増やすためにいろんな問題にチャレンジしてみよっか」

といった具合にアドバイスできるんです。

「暗記」という武器を持っているなら、

あとはそれを使いこなす「慣れ」と「論理的思考力」さえ身につければいいだけですから。

 

暗記を拒む「苦手意識」

でも暗記ができていないとなると…

とにかく暗記することから始めるしかないんですよね( ;∀;)

ただ「数学ができない」といった苦手意識を抱いている人は、

この「暗記」をとにかく嫌う傾向にあるんです。

これは国語の場合にも当てはまります。

特に古文や漢文になると、暗記力勝負と言っても過言ではないほどなんですが、

「国語が苦手」を自負している人ほど暗記から逃げようとするんですよね。

 

つまり、苦手意識のある科目ほど、

「基礎をおろそかにする傾向」があるんです。

 

苦手、嫌いだからこそ基礎から着手することにおっくうになるんですね。

でも勉強しない訳にもいかないから、

「勉強している気」になれる問題演習ばかりしてしまう

それでもやっぱり、

基礎がない状態でいくら問題を解いてもなかなか身にはならないんですよね。

それは僕が見てきた生徒がしっかり体現してきてくれました。

非常に残念ですが(T_T)

 

暗記は大変だからこそ成績に直結する

反対に、暗記の重要性を理解して、

基礎からしっかり勉強し直した人は、

成績がみるみる上がっていったことも事実です。

最初は3~4割程度の点数しか取れなかったのが、

最終的には7~8割程度にまで伸びた生徒もたくさんいます。

もともと「論理的思考力」を持ち合わせていた人ばかりだったのですが、

そこに数式や公式といった武器・道具が加われば

絶対に今以上に点数は取れるようになります

 

ただもちろん、暗記は骨が折れるつらい作業です。

楽しい、楽な勉強法とは決して言えないです。

人間なかなか一度暗記しただけでは長期記憶に繋がらないので、

何度も何度も繰り返し暗記する地道な作業が必要になってきます

これがまぁキツイんですよね…

勉強に限らずどんなことにも当てはまりますが、

基礎のトレーニングが一番していてしんどいことだと思います。

けれども、その分一番重要になってくるものでもあります。

地道に継続し続けることができれば、いつか必ず実を結びますよ!(^^)!

 

苦手意識なんてぶっ飛ばせ!

一方で、

「暗記はできているけど初見の問題となると太刀打ちできない…」

といった場合はこれまでお話した通りです。

超難問となると話は変わってきますが、

標準レベルの問題であれば、

暗記事項を使いこなせる「論理的思考力」を鍛えれば、

大抵の問題はこなせるようになります

 

「暗記力」にせよ「論理的思考力」にせよ、

まずは「苦手科目に取り組む」意識があれば、

そしてそう思い込んでしまっている

「苦手意識」を払拭して勉強に励むことができれば、

必ず成績はついてきますよ(^^)/

「どうせ自分には国語or数学なんてできない」

こんな根拠のない勉強の妨げとなるだけの潜在意識なんて早く捨ててしまいましょう(`・ω・´)!

 

 

最後に:自分の実体験を踏まえて

「どおせ自分には数学なんて…」という謎の苦手意識

かく言う僕もそれを体現した一人です。

実は僕は一度大学受験に失敗し、浪人生を経験しています。

現役生の時に

「国公立、なおかつ前期一本で勝負!」

というふざけた受験日程が僕をさらにもう1年苦しめることになりました。笑

まぁ…それ以外にも失敗した理由はあるんですけどね(;O;)

 

そんな僕ですが、もともと国語は得意だったんです。

模試でも毎回8~9割程度はあったかな。

でもその反面数学が苦手だったんです。

確か6割程度だった気がします。

 

ただ、ここで大事なのは、実際に取っていた点数よりも、

「数学が苦手」という意識をずっと持ち続けていたことなんですね。

苦手と感じていた現役生の頃に、

数学を基礎からめちゃくちゃ勉強していたかと言うと、

決してそうではなかったんです。

暗記事項に関してはあやふやな部分がたくさんありました

「あ、この分野おれ苦手やな」と直感で感じた分野も

結局最後まで力を注ぎこむこともなく…。

 

ある意味良い点数が取れなくて当然の状態だったんですよね。

そんな「大して何もしていなかった」にもかかわらず、

「自分は数学が苦手だ」と思い込んでいたんです。

今振り返ってみれば

「苦手と言い切れるほどの努力もしてなかったやん!」

とツッコミたくなりますが。笑

 

正しく勉強すれば必ず成績は上がる!

でもそれが、浪人生になって基礎から学び直すと、

めきめき成績が上昇していったんです。

とにかく暗記事項を頭に叩き込み、

それをアウトプットできる問題を数多く解き、

そして国語の勉強で論理的思考力の基礎を培い…

当初は6割程度だった成績が、月日が経つごとに

7割、8割、9割と上がっていったんです。

本番直前のセンタープレ模試では満点を取れるようにまでなりました。

ちなみにセンター試験本番ではⅠ・Aが1問ミスの96点でわりとショックを受けた思い出があります( ;∀;)

正しいやり方と努力さえ続けていれば、

着実に力はついてくるんだなぁと思います。

 

あと、それと並行して国語も安定して9割以上取れるようになったんです。

記述模試でも偏差値70は取れるようになっていたはずです。うん、はず。笑

 

でも本当に、論理的思考力と暗記力を身につけることができれば、

国語と数学は比例して成績が上がっていくと思いますよ(*‘ω‘ *)

 

「全然成績が伸びないなぁ」

「どうやったら点数が取れるようになるんだろ」

と悩んでいる方は、騙されたと思ってぜひ

「論理的思考力」と「暗記力」を養う努力をしてみてください(^^)/

国語も数学も、きっと得意科目と言えるようになるはずです!

 

ファイト!受験生(`・ω・´)!

今回は一人でも多くの中学生・高校生の役に立てばいいなぁと思って書きました。

勉強は孤独との闘いです。誘惑との闘いでもあります。

でもそれらを乗り越えた先に得られるものがきっとあります。

僕はこれからも頑張るみなさんを全力で応援していきますよ!

 

 

それでは今回はここで終わりにしますね^^

ご一読いただきありがとうございました!(^^)!